NEM決済導入支援で学んだ譲渡型猫カフェの仕組みと役割

猫カフェでもNEM決済!

すでにご存じの方も多いかと思いますが、NEM猫プロジェクト(以下「NEM猫」)が技術支援を行い、れおん・にゃんくるグループ(株式会社アンビシャス、以下「にゃんくる」)にNEM決済導入(仮想通貨のNEM($XEM)を用いて支払いができる仕組み、以下単に「導入」)が決まりました。

このニュースは20を超えるメディアに掲載され、プレスリリースは通常の5倍のアクセスがあったとのことですので、いかに注目されたかがわかりますね。

4月1日から、5店舗でNEM決済開始になりました。NEM決済がグループ複数店舗で同時に可能になるというのは知る限り日本では初めてなので、導入を手伝った側としても少し不安はありますが、できるだけサポートしていきます。

余談ですが、2018年3月29日に、たまたまNEM猫がにゃんくる(蒲田店)さんで導入の最終確認を行っていました。そのとき、一足早く「(たぶん)世界初のNEM決済@猫カフェ」をしちゃいました(モンプチのパウチ購入でした)。

 

NEM決済支援の想い

にゃんくる代表者の後藤さんが語った、導入の経緯については、下記の記事にてわかりやすくまとめられていますのでご一読いただければと思います。(以下の記事と重複する部分については割愛します。)

 

導入通貨がNEMだった大きな理由は、日本人で持っている人が多そうだったからということをお聞きしています。そして、「猫」繋がりでヒットしたのがNEM猫だったというわけで、導入したいとNEM猫にお声がけいただきました。

一方、NEM猫としては、猫つながりで、一営利企業での導入を強く支援させていただきたかったわけではありませんでした。それは、にゃんくるさんの譲渡型の猫カフェに、社会的価値を見出しているからでした。

譲渡型猫カフェって?

譲渡型猫カフェ(保護猫カフェともいいます)とは、各地で保護された猫を預かり、シェルターを提供する場所となる「カフェ」で、訪れた人はお茶をしながら猫を愛で心なごますことができます。通いながらお気に入りの猫ができたら、家族に迎え入れるために引き取ることもできます。

この仕組みにより、ペットショップを代替し、生涯ともに暮らす愛猫を探すことができます。お店は、猫の譲渡がなされるごとに、また新しい保護猫を預かります。結果として、助けることのできる命が増えるわけです。

しかし、猫は住環境の安定を非常に重視する生き物です。次々来る猫と先住猫との秩序を維持する難しさは、譲渡型ではない猫カフェには見られないお店にとっての苦労の種になります。

それでも、にゃんくるさんでは、これまでに1000匹の保護猫を新しい家族に譲渡しており、常連さんが、「この子が忘れられない」と、保護猫を引き取ることがよくあるようです。ペットショップのように「衝動的」に人が選ぶのではなく、じっくりと猫と人間がお互いに選びあうような感じでしょうか。

 

れおん・にゃんくるグループでは常時120匹程度の保護猫をグループ5店舗に分けて預かり、年間に300匹以上の保護猫を新たな家族と結び付けています。

このように、保護猫と人間の出会いの場を作られた実績はとてもすごいと思います。ですが、果たしてこれらの保護された猫はどこからやってくるのでしょうか。

山梨にあるYuuさんの猫屋敷って?

にゃんくるさんによりますと、ほぼすべての猫を「NPO法人リトルキャッツ」さんという保護猫団体から預かっているようです。

リトルキャッツ(代表者Yuu)さんは山梨の保護猫活動家であり、ボランティアと、およそ200匹の保護猫とともに生活しているとお聞きしました。

このような猫たちは、多頭飼育崩壊(避妊・去勢されず、猫の数が増えすぎ、秩序が崩壊し、感染症が蔓延したりしている状況)の現場や自治体の保健所から命からがら引き取られてきます。

日本の生体販売を前提としたペットのサプライチェーンから脱落したり、モラル/リテラシーの低い飼い主からの放棄された結果、様々な被害(心の障害も)を受けた猫たちですので、治療・療養もたくさん必要です。

代表者のYuuさんのもとにはひっきりなしに、引き取りを希望する電話や多頭飼育崩壊に関する連絡が入っており、電話がなかなかつながらないときもあるようです。事態の深刻さがよくわかります。

ネコノミー少し見えた

リトルキャッツさんから猫を預かっている譲渡型の猫カフェは他にも、れおん・にゃんくるグループ5店舗以外に下記の店舗だそうです。

えこねこ(練馬区江古田)、猫円(高台寺)、猫の家(杉並区高円寺)、猫式(川崎市溝の口)、きゃりこ武蔵店(吉祥寺)、Meooow!(品川区)、Miagolare(中野)、Hako bu neco(甲府昭和店・八王子店)、たまゆら(日本橋)

リトルキャッツさんからの猫は、にゃんくるさん預かりの猫と併せて、常時計250匹程が関東圏の猫カフェに在籍中とされ、さらに、2017年の一年間で、598匹の猫をこれらの猫カフェに送り出しています。

そのご活躍については、ぜひtwitterで「#リトルキャッツ出身」と検索し知っていただきたいです。非常に多くのかわいい猫の写真が見られます。たくさんの猫たちが救われ、幸せになったのだとわかりますね。

保護された猫を介して、少しでも、猫を愛し守れる人の関係がお互いに強くなれれば、今あるペットの生体市場を中心とした猫の経済とはちがった、保護猫を介した経済圏(「ネコノミー」といっておきます。)が生まれると思います。(もちろん、保護される猫がそもそもいない社会が一番の理想です。)

にゃんくる代表の後藤さんも「リトルキャッツさんに対して何かしてあげたい」と何度も仰っていましたし、いろいろ考えていることを教えていただきました。Yuuさんは、私財をなげうち献身的に犬猫の世話をされているとのことで、決して、運営的に余裕はないと思います。(もっとも多くの保護猫団体がそうかもしれません。)

このような現状に、NEM猫としては、NEMの技術(独自に簡単に発行できるコイン=「モザイク」)や仮想通貨で生まれつつあるネットワークもお借りしながら、大変な保護猫活動を少しでも楽しく継続的に支援できる経済圏(仮に「NEMネコノミー」といっておきましょう。)を作っていきたいと思います。

とはいえ、まず現場のお話をより深く知りたいので、NEM猫の一部メンバーで、山梨へお手伝いにしにいきたいと考えています。

(おわり)

NEM猫の活動はすべて寄付により賄われています。ご支援よろしくお願いいたします。

【NEM/XEM寄付先】
●保護猫活動用(毎月寄付分)
NDNENL-GGAXJB-OGJUGS-BTAS6G-N2ODYO-MDYTKY-KMJH

●NEM猫プロジェクト運営用(継続活用分)
NDUHIN-WURU3X-GUAJIJ-YUQG6I-62P7DV-HOMETY-CLDD

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